毎日子どものペースで生活して、娘のゴキゲンをうかがいながら家事をこなして、寝かしつけでは一緒に寝落ち。
毎日やってることが同じで、かろうじて曜日を間違えずにいられるのはゴミ出しがあるから。
誰からも名前を呼ばれない。
そりゃ、「お母さん」で足りるからね。
でも「私」ってどこに行ったの?
ああ、仕事したいな。私もお金を稼ぎたい。
今はまだそのときじゃないと思っていたけど…。
自分には、なんの生産性もない気がする。
娘のお母さんになれたことはとても嬉しいけど、そんなモヤモヤを抱えるようになりました。
そして、落ち着いてパソコンを開ける時間なんてあまりないけれど、在宅ワークを探してみることにしました。
安定した時間の確保は難しいけど、できる仕事はありました
娘はいわゆる寝ない子で、夜は22時を過ぎるのが当たり前。
2歳を過ぎてからはもっと遅くなるようになって、23時が普通になってきました。
体力が有り余っているのか、昼寝も15分で終わる日も時々ですがあります。
(普段は2時間くらい寝るんですけど)
昼寝15分で夜も22時半就寝ときた日には、私はクタクタのボロボロでございます…。
そしてそんな状況で、一日何時間自由になるか分からないのに在宅ワークなんてできるのか?
という感じでしたが、結果的にブログを書くお仕事を受注できました。
詳しいことはこちらに書いています。
【プライベート優先でOK、締め切りは特になし】という案件に出会えたので、久しぶりに「仕事」というものに触れています。
子どもが病気して2週間ほど休んでしまったり、進みは非常にゆっくり。
焦らなくていい反面、なかなか報酬を得るまでの道のりは遠いのですが、それでも「仕事をしている」ということがかなり精神的にプラスになっています、
「育児が落ち着いたらまた外で働こう」
と思っていましたが、そう思うのと同時に日々少しずつ、働くための能力を失っているのではないかという恐怖心みたいなものがあって。
でも在宅ワークをしてみることで、「大丈夫、まだ働ける!」と思えるようになりました。
在宅ワークの経験が外で働くときに役に立つかは分かりませんが、「仕事モードの自分」を思い出すことができたのは大きな収穫です。
今までの人生で、「あの時の経験が今ここで活きてくるなんて思いもしなかった」ということが何度もありました。
だらかきっと、今受けている在宅のお仕事も、そしてうまくいかないことばかりに感じている育児も、今後の自分の人生に何かヒントとして積み重なっていくはず。
ちょっと前まで毎日ネガティブ思考だったのに、今はそんな風に思えるようになりました。
元・専業主婦で、現・キャリアウーマンの方の本を読んだこともいい変化に
同じ時期に、こちらの本を読みました。
著者の薄井シンシアさんが昨年あさイチに出演されていた回を見て、この本をすぐに探しました。
ケチな私は普段、図書館で借りて読んでみて、手元に置いておきたいと思った本だけ購入する人間ですが、この本は読まねば!と思って即行動。
の割に、届いたら読まないでしばらく放置しているっていうね、ダメ人間。
でも買っておいてよかったし、今後も何度か読み返そうと思える本でした。
読み始めるとき、私は
「いつか専業主婦から、再び就職して働く日のために、何か参考になれば。」
と思ってこの本を開きました。
だけど読み終わったときには
「今は専業主婦でもいいか。」
そう思って本を置きました。
なんということでしょう(笑)
ただ、読んでいるうちに「私はこんな風にはできないな」少々落ち込む部分もありました。
というのも薄井さんは根っからのキャリアウーマン。
専業主婦の家事も「仕事だからきっちりとスケジュールを組んで取り組む」という姿勢をとり、再び職に着くまでの約17年間貫き通しています。
食事の献立なんて、1ヶ月分まとめて作成してしまう。
他にも読み進めるにしたがって、何事にもストイックに取り組む人なんだな、というのをひしひしと感じました。
うーん、すごすぎて真似できない…。
それでも読み終わったときには、
「17年も専業主婦に徹した後でも、就職はできるんだ!私もきっと、大丈夫だ!」
と思えたので、専業主婦の自分にモヤモヤしている人は一読の価値がある本です。
こちらの本も気になる。
けど在宅ワークや「専業主婦が〜」の本を読んでモヤモヤがなくなったので、まだ読んでないです。
少しの時間でも、些細な出来事でも、すべては積み重なっていく
仕事をしていたときにも、毎日ルーティンで成長できてないって思っていた時期があります。
それが家事と育児で曜日感覚もなくなるくらいに同じことをしていると、余計にそう感じるんですよね。
何も積み上げができていないなーって。
だからモヤモヤしたり、焦ったり。
自分以外のみんなはどんどん先に進んで行っている、と感じちゃうし。
それと同時にせっかく専業主婦をやっていられるんだから、子どもとの時間を大事にしなければならないという思いもあって。
大事にしたい、というより、しなくてはいけないという。
ずっと一緒にいて成長を見ていられるのは嬉しいんだけど、なんていうか、自分と子どもをセットにして常に一緒じゃないといけない。
子どもが遊んでいるときは私も一緒に遊ばないといけない、テレビを見ているときも見せっぱなしにしないで声がけしないと、という感じに自分に縛りを課していたんですよね。
子どもが起きているときは子どもに100%エネルギーを割かなくちゃいけないんだと。
それをやめて、子どもがテレビを見ているときはちょっと読書することにしてみました。
毎日はできなくても20分か30分か、遊んでいる子供のそばで少し自分の時間を過ごしてみる。
そうしたら張り詰めて育児をしていたのもラクな気持ちでできるようになりました。
色々と制約があるからできないって思い込んでいただけで、やってみたらできることって 他にもありそうです。
外で働けないなら家で働けばいい。
毎日時間が取れないなら、毎日じゃなくてもOKな仕事を探せばいい。
今日見つからなくてやっぱダメかもって思っても、また明日探せば見つかるかも。
そうやって少しずつ行動をしてみることで、私はモヤモヤを解消することができました。
何も産まない時間を過ごしたように感じているけど、もしいつか私のような悩みを抱えた人に出会って、この経験談がその人に何かプラスとなったなら。
私が抱えたモヤモヤも意味があることだったと思えるでしょう。